2019年度日本衛生管理協会講習につきまして

一般社団法人日本衛生管理協会における主催講習は「理容師資格者」が対象でしたが、2018年度より「Basic認定講習」「Step02(訪問出張)講習」は「美容師資格者」も対象となりました。美容師の方にも、理容業界における感染症衛生管理術および知識を学んでいただきました。美容業界におきましては「差別化の武器」として興味を持っていただいた方が多い気がします。
 
関東では5月13日/21日・関西では11月11日に予定されているBasic認定講習では、感染症や洗浄および消毒における「基礎知識」を学んでいただき、法定消毒を踏まえた複合洗浄消毒システムを学んでいただきます。知識なきシステムは、無駄も多く、間違った知識、業者から植え付けられた知識では効果を高めるどころか、半減させてしまっているケースも多々見かけるからです。また、飲食店のためではない理美容師のための菌・ウイルスに関する知識を学んでいただきます。これらは過剰な対応を防ぎ、正しい対応・対策を理美容師という立場で御客様に提供するために必要と考えているかです。
 
期を重ねるごとに最新の情報も交えて行なっております。そのため、修了者の方は再受講(税抜3,000円)も受け付けております。
 
また、2019年度も理容生活衛生同業組合支部との共催Basic認定講習会も予定されておりまして、開催支部名のはいった修了証が発行授与されます。対象地区支部員の方の参加をお待ちしております。本講習は組合費で賄われる組合員無償講習ではなく、あくまでも自費で参加していただく形になります。ただ、日本衛生管理協会講習会場までの交通費などを考えるとお得な内容になっているかと思います。なお、共催講習は受講者以外の関係役員など含めた第三者の方の見学は一切お断りしておりますので、御了承ください。
 
2019年度「Step01講習」では引き続きシェービングにおける「安全・安心」を「所作」から考え、更には菌・ウイルス不活性化を目的とした「0」管理システムに加え、肌の常在菌を意識いた「零(0は無という値に対し、零は僅かながら数値が存在する値)」管理システム「Hygienic Shaving System」を学んでいただきます。本講習は「技術的なシェービング講習」ではなく肌環境を常在菌レベルで整える知識を学ぶ衛生管理術講習ですので、美容資格の方も学ぶことができます。また、東京ミッドタウン日比谷・ヒビヤセントラルマーケット内の理容ヒビヤで施術提供されている「シルク美容シェービング」の実技もあり、一般の方をモデルに行われます。修了者には修了証の他にシェービング(美容師の方はエステ)に関する感染症衛生管理を学んだ者として修了証明カードを発行いたします。
 
「Step02講習」では、理美容店舗外という環境で感染症衛生管理におきましては「グレーゾーン」になっております「訪問出張理美容」現場での感染症衛生管理の知識や方法、複合洗浄消毒システムnanoを学んでいただきます。理美容専用施設ではなく、一般的は部屋内や御客様の家庭内での施術は、技術論以上に大切なことが多々あります。また修了者には出張訪問理美容における感染症衛生管理を学んだ者としての修了証明カードを発行いたします。この取り組みは某県の行政でも高い評価を得られております。これは全て「攻め」の衛生管理であり、お客様は無論のこと理美容師さらには家族の「安全・安心」を護るためです。

2019年の新しい試みとしては、講習費のキャッシュレス化もあります。従来でしたら協会口座への講習費振込や講習会場での現金支払での対応でしたが、ネット決済や講習会場でのQR決済なども対応いたします。

 
4月16日に関東開催予定の日本衛生管理協会主催/危機管理講習などで訴えているように時代は世界〜グローバル化が進み「日本」という意識を持つことが業界にも必要だと考えております。それは「公衆衛生業」であり、その観点からは「理容」も「美容」も境は関係ない〜「組織」「資格」という内輪の価値観ではなく、もっと大きな「日本の理美容業界」という意識だと思うのです。
医療歯科業界・食品業界などとは異なり理容・美容業界は「法定消毒業種」です。
 
そこでの衛生管理は「感染症管理」であり「国家資格者としての存在意義」の根幹〜そして、世界的にみても「日本」という国の「安全・安心」の根幹でもあると考えております。
 
「お洒落な店」「綺麗な店」と「衛生的な店」は異なります。「衛生的な店」も「感染症管理された店」とは違います〜「的な」では意味がないのです。「実行しなければ」そして「ただやってるだけ」「知っているだけ」でなく、パーマやカットのように「知識」に裏付けられ実行される感染症管理でなければならないのです。故に「個々の安全意識」が意味をもち、社会・お客様から「安全・安心」という評価をいただく時代だと日本衛生管理協会は考えます。
 
近年の「American barber」ブームで理容の世界も見直されてきましたが、公衆衛生業としての「barber」は我々の祖父母、両親達が歩んできた「Japanese barber」もとい「日本の理容」のほうが世界でも最高レベルなのですから。
 
世界の皆様をお迎えするのは、日本品質の公衆衛生資格でもある理容師の世界だと自分は思います。
 

Do you want to know the JAPAN Quality Barber?
一般社団法人日本衛生管理協会代表理事/理容師 藤井実

 

次世代衛生管理「複合洗浄消毒システムnano」を學ぶ。

日本衛生管理協会は次世代衛生管理の取得を目的とした講習会及び受講者への修了証発行組織です。研究団体でも、有料会員組織でもありません。発行する修了証には更新費もありません。
 
修了証を発行する主催講習会は、理美容店における衛生管理意識の確認、感染症の知識、衛生管理の知識を学んでいただき、複合洗浄消毒システムの知識を学んでいただます。「カット」「パーマ」「カラー」も理論を学び理解するからこそ差別化ができる〜サロンにおける感染症衛生管理にも必要だと思いませんか?
 
更には、修了者向けの別プログラムとして、本当の安心から生まれる女性シェービング実技。さらには、衛生管理最前線である訪問理容に特化した次世代衛生管理術の講習もございます。 
初年度は理容業界を発信源として活動し、次年度以降は歯科、医療業界とも連携〜様々な衛生管理を軸とした感染症患者支援団体との活動も視野にいれております。衛生は守るものじゃない、攻めるものだ。」その先にいくのは理容師。
 
地域密着業界である我々にいづれ訪れるであろう日本の理容師として意識する日のため、理容師法第1条第1項そして理容師憲章に則り現場の理容師として現場の理容師の目線で守るべき人のために理容師として、危機感を共有した有志とこの協会を立ち上げました。公衆衛生業としてのコンプライアンスを胸に我々は社団法人として活動をいたします。

理容業界における「衛生コンプライアンス」

「理容師には、守る人がいる」

compliance(法令遵守): 意味としては厳格に法律を守ることを意味します。業としては法令遵守は最低限の事とし、「公衆衛生業」としての背景にある法の精神や社会良識・一般常識といった「社会規範」を守る事を含めた「業界倫理」という意味になります。企業におけるコンプライアンスにおいては「企業倫理」が相当します。
 
「法令遵守(じゅんしゅ)」を最低限とするのは、仮に法律に違反していなくても、利便性を重要視したり、法の抜け穴をかいくぐるような行為が表沙汰になれば非難が殺到し、法令違反を犯したのと変わらない影響を受けることが十分に予想される時代になりました。
 
法令消毒遵守を基本とし、その法定消毒システムをより理容師の立場の現場目線で進化させるべきだと思うのです。国家資格業として使用する薬剤も法令に違反しない、そのシステムにおける衛生倫理・活動を「衛生コンプライアンス」とします。
 
企業の中で、法令や倫理を遵守する仕組みを作る場合、その仕組みのことをコンプライアンスプログラムと呼ぶことがあります。「複合洗浄消毒システム」においては、「衛生の理解と知識」「衛生消毒システムの構築」「継続させる為のコスト管理」などの三つの分野が含まれ、「複合洗浄消毒システム」におけるプログラムとしても機能いたします。
 
企業の中で法令遵守の仕組みづくりをする場合、それを「コンプライアンス体制」と呼ぶ事があります。具体的には、コンプライアンスオフィサーと呼ばれる責任者を設け、その責任者のもとでコンプライアンスプログラムを機能させます。理容業においては、企業における「コンプライアンスオフィサー」こそ「管理理容師」であり国家資格となります。国家資格における「衛生コンプライアンス」は、理容業界の大きな特徴であります。
 
昨今、従来のマスコミに加え、TwitterやSNSなどの情報発信手段が発達した今日ほど不法行為や違法行為をする企業・業界は、消費者からも社会からも信用を失います。
 
その時の世論から、自店を守るのも重要性の一つと考えます。
 
企業にすれば消費者・投資家からの信用をなくし、株価が下がります。個人店においては、経営破綻へ追い込まれる状況になるのは間違いありません。理容業界においても、御客様に技術的信頼を得て支持されてきていたフラッグシップ的な店舗で発覚した場合、業界全体への影響は壊滅的であることも意味しております。
 
仕事の効率性とファッション性を重視し、公衆衛生業として相応しくない態度「シェービング時のマスク未装着」「店内感染対策への未対応」など、行政の指示に従わないような店舗・技術者の態度のことを、ノンコンプライアンスといいます。
 
国産品を強調して安全性の差別化を図る他業種のように、法規上の格差がないとされる衛生管理においても、ノンコンプライアンスとの差別化を内外に発信する時代かと思われます
 
決して排他的な発信ではなく、全体への衛生意識の引き締めの一貫した態度表明であり、公衆衛生業として御客様・技術者のみならず家族への安全という事が個々の理容店に浸透してこそ、衛生コンプライアンスは機能します。
 
一般における理美容店における店内感染とは、技術者から御客様へ感染を意味します。一部業態によっては、共有する器具やシステムからアタマジラミ・白癬菌のような店内感染や、布革製のシザースバック営業使用における同様の店内感染などが発生しておりますが、それは一般的な理容店業態ではありえません。これらは使用した道具を媒体とした店内感染になりますが、現行消毒法でも遵守下であれば、道具から御客様への感染は未然に防げると思います。但し、血液汚染された道具類に関しては複合的な洗浄消毒システムが必要です。
 
問題は、御客様から技術者への店内感染です。結果として技術者から御客様への感染に繋がるだけでなく、技術者の家族や生活まで脅かす事だからです。従来の理容業における「消毒」とは、御客様が全てでした。しかし、新しい観点として理容業を生業とする理容師のための「消毒システム」として「複合洗浄消毒システム」を推奨し、その思想は「衛生コンプライアンス」として、地域と御客様へ還元できると考えます。
 
一般社団法人日本衛生管理協会の理念として、「衛生コンプライアンス」に賛同してくださる理容業界内外の方々と共に次世代公衆衛生業としての意義を発信致し、認定講習会などを通じて理容師自ら勝ち取る次世代への「差別化」を街の理容師として提言いたします。